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高齢化社会の現代では、介護が必要な高齢者が一気に増えつつあります。 65歳以上の高齢者のうち、介護が必要な人は18%にものぼります。 加速する要介護高齢者の増加に対応するため、老健施設だけでなく、従来からある病院なども老健施設を併設するなどの動きがあります。 老健施設に対するニーズは非常に高く、今後も衰える気配はありません。 転職を考える医師にとって、老健施設はどのような転職先なのでしょうか。
老健施設とは、介護がなければ生活できない高齢者を自宅で生活できるよう、看護や介護を行いながらリハビリや日常生活のサポートまでを行う施設のことです。
看護師はもちろん、作業療法士や理学療法士なども勤務し、医師がスタッフとともに患者の全てを医学的に管理します。
老健施設は患者が自宅で生活できることを目指した施設であるため、入所の継続が必要かどうかを定期的に見直しています。
老健施設に入所している患者は要介護認定を受けている患者です。
軽い介護だけで大丈夫な患者だけでなく、歩行困難、食事や排泄が自分一人でできない患者もいます。
もちろん何らかの慢性疾患を抱えている場合も多く、認知症などのケースもあります。
そのため老健施設に勤務する医師は、内科領域だけに限らず、外科、精神科、皮膚科、泌尿器科など多くの領域の疾患に対応していかなければなりません。
しかしながら、手術もなく、容体が急変することもまずないので、時間外勤務やオンコールなどもありません。
老健施設での勤務には常勤勤務と非常勤勤務の2種類があります。
常勤医師は老健施設での入所者の日常的・継続的な健康管理を行いながら、スタッフの管理も行います。
一方、非常勤医師は入居者が重い全身疾患を抱えている場合や、常勤医だけでは負担が大きい際の補助として働く事が中心となり、スタッフ管理までを行うケースはまれです。
老健施設に入所している患者は要介護の高齢者ばかりのため、慢性疾患を複数抱えている場合も多いでしょう。
そのため、たとえ内科医師であっても外科領域や精神科領域、泌尿器科領域などに対応していく必要があり、ジェネラリストが求められます。
また患者は高齢者であり、信頼関係構築のためにコミュニケーションは必須です。
患者の話に耳を傾けることができる医師でなければなりません。
これらのことから老健施設での勤務は、医療の第一線から退いたベテラン医師に人気があり、老健施設側もこれらの医師を求める傾向があります。
老健施設の患者は急変することや手術の必要もありません。
医師は当直もなく、勤務時間外にオンコールで呼び出されることもありません。
勤務時間通りに勤務できるため、QOLをしっかりと確保することができるのが老健施設で勤務することの最大のメリットだと言えます。
日本の高齢化は今後ますます進みます。
そして介護が必要な高齢者も急速に増えていくことが予測されます。
すなわち老健施設で勤務する医師へのニーズはますます高まっていくはずです。
若手医師にとって老健施設は、転職先の選択肢に入りにくい存在かもしれませんが、ベテラン医師は有力な選択肢として考えるべき転職先でしょう。
老健施設で働く医師は、常勤医師の場合、施設長的役割になります。
すなわち医師として患者を管理するだけでなく、スタッフ全員を管理する老健施設で最も責任のあるポジションでの勤務となります。
それに伴って年収も高額な募集が多く、一度募集が出ると応募が殺到してしまうケースが多いようです。
そのため老健施設の医師の求人は多くの人の目に触れる募集は少なく、転職サイトなどで非公開求人として扱われています。
そして、転職サイトに登録した医師の中から経験や年齢、スキルなどを考慮してコンサルタントが選出し、応募を勧めている場合がほとんどです。
老健施設への転職を考えるのであれば、転職サイトに登録することが必須となるのです。