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医師の仕事は大変ハードです。 患者が重篤であれば時間に関係なく対応しなければならず、急変した場合やオンコールなどにも対応しなければなりません。 特に外科医師の場合は長時間のオペに臨まなければならず、年齢や体力的に厳しくなってくると、そのままの診療科に留まることも難しくなってきます。 このような場合の転職のあり方とはどのようなものなのでしょうか。
目次
外科医師の場合はオペに対応せねばならず、年齢や体力面で厳しいことが挙げられますが、それ以外にも、医師として勤務する以上は大変厳しい環境で仕事をしなければなりません。
オペ以外で医師に共通する激務の理由を挙げると以下のようになります。
医師の勤務時間は非常に長く、朝から夜遅くまでに勤務になることがほとんどです。
また週末や祝祭日も満足に休めず、日本医師会による2016年の調査では、勤務医のおよそ4割はひと月に4日以下しか休むことができない状態になっています。
当直明けで、そのまま通常勤務をしなければならないケースも多く、その場合は32時間以上もの勤務になってしまいます。
人命にかかわる仕事であり、ミスは一切許されないため、厳しい状態での勤務となってしまいます。
入院患者を担当している場合には、容体の急変などには対応しなければなりません。
PHSにオンコールが入ると即座に駆け付けなければならず、気が休まることはありません。
上記のような過酷な環境で仕事を続けるのが年齢や体力面で厳しくなってきた時、どのような転職の方向性があるのでしょうか。
勤務時間が短く、当直もない、オンコールなどもないクリニックや産業医、老健施設、療養施設などに転職することで、負担が少なくなり、体力的な面でも勤務を続けることができます。
またクリニックなどでは、将来的に経営を任せてもらえる場合もあります。
一般内科などの総合診断科を受け持つことで、入院患者の担当もなくなり、当直やオンコールもない勤務ができるだけでなく、今までの経験や知識を存分に活かした勤務ができるようになります。
若手医師不足に悩む医療機関にとって臨床研修指定病院としての認定は重要課題です。
このような医療機関では、指導医を喉から手が出るほど欲しているのが実情です。
指導医としての資格を有しているのであれば、転職しやすく、後進の指導に励むことができます。
大学で新たな講座を開設したり、指導する人物がおらず困っているケースでは、外部組織からの教授を招くことや公募などで募集する場合もあります。
そのためには学会や研究会などでの功績が必要ではあるものの、このような形で大学に招聘されることもあります。
上記の方向性であれば、患者を治療することに関しての激務からは解放されますが、異なる分野で忙しくなってしまうケースも十分考えられます。
年齢や体力面で厳しくなってきた時の転職で重要なことは、報酬を追求するのか、それともQOLを求めるのかを明確にしておくことです。
報酬を追求するのであれば、ある程度の忙しさや責任が大きくなることは覚悟しておかなければなりません。
一方、QOLを求めるのであれば、のんびりと仕事ができるのかどうかを視点に選ぶべきです。
この両方を求めることは難しく、そのことを理解したうえで方向性を定めるようにしましょう。
今までとは違う新しいジャンルの仕事に就く場合は、少しでも早い方が有利になります。
一般的には60歳を過ぎてからの転職ではやはり慣れるのが大変でもあり、可能であれば50代のうちに取り組んでおくべきでしょう。
また求人そのものが少ない勤務先などであれば、求人募集が出るまでに時間が掛かることもあり、早めの取り組みが有利に働きます。