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収入を増やすために、転職サイトなどで医師のアルバイト先を見つける先生も多いはずですが、意外に知られていないのが、アルバイト初日に留意しておくことです。 事前に準備しておくべき事や、医療機関に行ってからやるべきことなどを怠ってしまうと、後で困ることが色々あります。 そのようなことの無いように事前にしっかり理解し、準備を整えておくようにしましょう。
目次
アルバイトに行く前までに準備しておかなければならないものとは、どのようなものがあるのでしょうか。
初めての勤務日には必ず提出しなければならない書類があります。
保険医登録票と医師免許の写しは必須ですので、必ず持っていくよう、準備しておきましょう。
この二点の書類は医療機関が医師との契約で必須のものです。
その日限りのアルバイトであるなら必ず持参しなければ、後日、改めて書類だけ郵送するか持参するなどしなければならず、医療機関の事務方にも迷惑になってしまいます。
初出勤の日に忘れないよう、必ず持っていくようにしましょう。
万一、何かのトラブルがあって勤務日に遅れてしまったりするケースがあるかもしれません。
このような場合に備えて、事前に緊急連絡先を教えておいてもらい、携帯電話に登録しておくようにしておきましょう。
たとえ一日だけや、数日だけのアルバイトでも、約束した以上はそれを守ることが鉄則です。
何かの理由で勤務に支障がでるような場合にも、少しでも迷惑を掛けないように必ず早めに連絡しなければなりません。
良くある例としては、通勤途中の電車が遅延してしまったリ、当直アルバイトなどに行くつもりだったのが、本来の勤務先の仕事がどうしても長引いてしまう等のケースがあります。
アルバイト勤務する医療機関が小さな所であれば、それほど気にする必要はないかもしれませんが、大きな医療機関にスポット勤務するなどの場合、何処の部署の、誰を尋ねていくのかを把握していなければ、医療機関内をウロウロするだけで時間はどんどん過ぎていってしまいます。
非常に単純なことですが、勤務当日は何処の部署の、誰を尋ねるのか、しっかり確認しておくようにしましょう。
いよいよ勤務当日になった時、どのようなことに注意しておくことが必要なのでしょうか。。
アルバイト勤務の場合、勤務日よりも前にアルバイト先の医療機関を訪問するケースは少ないでしょう。
交通機関を利用して実際にどの位時間が掛かるかは分かっても、乗り換えに迷ったり、駅からの道が分からなかったりすることもあるはずです。
またアルバイト先の診察や治療などに必要な機器類なども操作したことがないはずであり、操作方法を教えてもらったり、勤務前に聞いておくことや確認しておくべきことも色々あるでしょう。
これらのことを考慮すると、遅くとも勤務先には勤務開始時間の15分前、理想的には20分前には到着できるよう、出発時間を調整しておく必要があります。
アルバイト勤務が決まった時点で、交通費が給与に含まれるのか、それとも別途実費支給なのかもはっきりするはずです。
交通費が給与に含まれる、つまり実費支給されない場合には必要ありませんが、実費支給される場合には必ず領収書をもらっておく必要があります。
電車賃は支給されないか、支給される場合でも書類申請だけで大丈夫な場合がほとんどですが、医療機関の最寄り駅からタクシー利用などが許されているのであれば、必ず領収書をもらうことを忘れないようにしましょう。
交通費は往復の分を含みますので、帰宅の際にも領収書は必ずもらうようにしましょう。
アルバイト勤務やスポット勤務だからと言っても、スタッフや他の医師などとのコミュニケーションが円滑でなければ、仕事はやりにくくなってしまいます。
勤務先ではスタッフや他の医師などには必ず挨拶するように心がけましょう。
また自分が受け持つ診療科の医師や看護師の名前程度は覚えるようにし、声を掛ける時にも名前で呼べば、誰もが悪い気はしないはずです。
このような些細なことが、仕事を円滑にする潤滑油となるのです。
アルバイト勤務の場合、給与はいつ振り込まれるのかは事前に確認してあるはずでしょう。
振込み日の後には必ず振込み金額が間違っていないかを確かめるようにしましょう。
意図的に金額を少なくしたり、振り込まれていないなどのケースはほとんどないでしょうが、請求書を送るわけではありませんので、手違いなどで振込み日を間違えたり、異なる金額が振り込まれている場合もあります。
これらを確認するためにも、振込み日の数日以内には必ず入金確認するようにしましょう。
アルバイト勤務と言っても、医師として勤務していることに変わりはありません。
アルバイト先では、今まで操作したことがない医療器具に触れることもできるでしょう。
それだけでも勉強になるはずです。
また仕事ぶりや人柄を認められれば、それが人脈を広げることになっていきます。
そうなると人手が足りない時に再度アルバイト勤務の声が掛かったり、今後の転職にまでつながったケースもあります。
アルバイトであっても医師として真摯に対応すべきなのです。