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医局という言葉には大きく分けて二つの意味があります。 一つは大学病院などで教授をトップとして准教授などを擁した組織としての医局です。 この場合は人事的な面が強調され、縦社会の象徴とも言える存在です。 もう一つは民間病院などにも必ずある医師の控室的なものを指します。 今回はこの控室的医局が働きやすさに大きく影響することをご説明しましょう。
目次
そもそも民間病院やクリニックなどの医局とはどんな目的のためにあるのでしょうか。
ほとんどの場合、医師が参加する会議などに利用したり、医師個人の学習の場であったり、医師の休憩所的なものとして活用されています。
しかしながら医療施設によっては、重視する目的が異なってくるため、医局の造りそのものも変わってくるはずです。
すなわち会議がメインなのか、学習メインなのか、それとも休憩所メインとして考えられているのかによって医局の広さやレイアウト、備品なども変わってきます。
そのため、ある医療施設ではまるで会議室のようになっているかと思えば、違う医療施設では会議などできず学術書ばかりが並んでいるところもあるでしょう。
具体的には以下のような違いがあります。
連絡や報告など以外にも症例検討会的なもの、つまりカンファレンスに使われるということです。
この場合、医局のレイアウトは会議テーブルが並び、それに応じた形で椅子などが並べられています。
医師個人の机などがあったとしても、勉強がしやすい環境とは言えません。
またゆったり座れるソファーなども置かれていない場合が多く、落ち着いて休息できる環境とは言い難いでしょう。
多くの場合、医師の個人スペースが仕切られており、自分自身の勉強や症例に関しての調べものなどがしやすい環境になっています。
電子カルテや学術書なども揃っており、場合によっては調べ物のための無線LANが設置されているところもあります。
ここでは会議などはしづらく、のんびり休むということも重視されていない造りとなってしまいます。
医師が勤務の合間に休憩するためのものとして、ソファーやテレビなどが備え付けられている場合がほとんどです。
そのため医師の個人的スペースは確保されておらず、勉強や調べ物などもしづらい環境です。
あくまでもスタッフや医師同士で談笑しながら身体を休める場所として活用しているものです。
上記のように医療施設の医局は、目的によって大きく造りが変わってきます。
医局のあり方は、すなわちその医療施設の考え方を示しているはずです。
もちろん医療施設の診療科によっても変化するでしょうが、根本的に医局には医師に何を求めているかが現れています。
よりスタッフ同士の連携を密にして治療にあたって欲しいのか、医療技術のレベルを今以上に高めたいと考えているのか、のんびり勤務してくれればいいのかなどです。
その医療施設の考え方が、転職しようと考えている医師の考え方と合致するかどうかは医局を見ればある程度判断できるのです。
また、勉強し続けたいと考える医師が会議室や休憩所のような医局しかない医療施設に転職すれば、本来の意志を貫くことができなくなってしまいます。
勉強よりもスタッフとの連携やコミュニケーションを重視したいと考えるのであれば、個人スペースしかない医局では実現することは難しくなります。
のんびりと勤務したいと考えている場合に、会議室や勉強のための医局しかなければ、とても落ち着いて休憩もできないでしょう。
つまり転職しようとしている医療施設の医局は、その医師が必要と考える医局として機能しているかどうかが一つの判断基準にもなってくるのです。
医局の情報は応募する前にしっかりと見定めておく必要がありますが、一般的にあまり重視されておらず、オープンにはされていないケースが多くあります。
収入面や勤務条件などが希望通りであったとしても、医師としての診療姿勢に関わってくる根幹もしっかり確認しておくべきです。
転職サイトでは医局情報もオープンにされており、万が一不十分であった場合でもコンサルタントが対応して調べることができます。
転職サイトへの登録なら、医師としての矜持を保ちながら、より有利な転職につながっていくはずです。