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高齢化とそれに伴う医療費抑制のあおりを受け、入院施設のある医療施設からは患者が早めに退院するのが通常になってきています。 また高齢化は、高齢者の疾患による運動機能障害患者の増加にもつながっています。 これらを背景に、近年リハビリテーション科へのニーズは高まりつつあります。 そんなリハビリテーション科の転科事情をご説明しましょう。
目次
リハビリテーション科とは、脳卒中によるマヒ、脊髄損傷、慢性関節リウマチ、慢性腰痛など、神経や筋肉、骨格などの異常により、運動機能障害を抱える患者を対象とするものです。
一般的に知られている運動療法だけでなく、温熱や牽引などの物理療法、装具療法、薬物療法など治療方法は多岐に渡ります。
リハビリテーションの目的は、患者の失った身体的機能を取り戻すことを目指し、残されている身体的機能を発揮できることを目指すものです。
すなわちリハビリテーション科の医師が行っているのは、患者の生活を支えるための治療と言えます。
身体的機能を回復させ、社会復帰できるようにする、もしくは一人で生活ができるようにするのは、患者だけでなく家族の人生にとっても大きな意味があります。
高齢化によって、大病を患った後になんらかの運動機能障害などを抱える患者が増えています。
そのためリハビリテーション科のニーズが高まっているのですが、実はこれ以外の要素もあるのです。
それは医療の進歩です。
昔であれば生死にかかわる疾患であっても、現在の医療なら生命を守ることができます。しかしながら、健常な身体的機能は失ってしまう事があるのです。もちろん、将来的にはこのようなケースでも治癒可能にはなるでしょうが、それにはまだまだ時間が必要です。
これらを背景にリハビリテーション科へのニーズは高まる一方なのです。
今現在はニーズが高いリハビリテーション科ですが、将来的にどうなっていくのでしょうか。
リハビリテーションが必要になるのは、筋肉、骨格などの異常や、脳梗塞やくも膜下出血などの神経系だけではありません。
例えば高齢者が何らかの疾患で安静にする期間が長くなった場合に起こる廃用症候群などもリハビリテーションの適用となります。
また心臓疾患や呼吸障害などに対しても有効な治療法であり、頻繁に適用されています。つまり、リハビリテーションに対する適用は広がりつつあるのです。
リハビリテーション科に対するニーズの高まりは、医療施設も認識しており、リハビリテーション科を新設する病院も増えてきています。
しかしながら未だニーズには追い付いていない状態です。今後もこの傾向は続くことが考えられています。
リハビリテーション科は医師単独で完結できる診療科ではありません。
看護師はもちろんですが、作業療法士や理学療法士など多くのスタッフと共に患者の治療にあたらなくてはなりません。
そのため、チームをまとめられるリーダー的存在になる必要があります。
また治療に際しては患者の所見をベースにして、治癒や緩解だけでなく、どこまでを目標にして治療すべきかを見極め、それに合わせた治療プランを構築しなければなりません。
これらは患者によってすべて異なるため、リハビリテーション科の医師には創造性が求められます。
リハビリテーション科の医師は非常に不足しているため、転科は比較的容易だと言えます。
しかしながら医療分野としての歴史も浅いため、転科するのであれば指導医の存在が大きく、将来を左右します。豊富な経験と実績があり、人望もある指導医がいる医療施設に転科することが、リハビリテーション科の医師としてのキャリアにつながっていくはずです。