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診療科の中でも耳鼻咽喉科はもともと標榜する医療施設が少ないだけでなく、比較的大きな医療施設でも担当医師はごく少人数しか在籍していません。 場合によっては一人しか在籍していないケースもあります。 そのため求人自体も少なく、転職の市場は非常に小さいことが特徴です。 しかしながら**都市部と郊外では、医師に求められる要素も違っており、これらの内情を把握しておくことが転職を成功に導くカギ**とも言えます。
目次
高齢化社会の影響は医療業界全体に及んでいますが、耳鼻咽喉科も例外ではありません。
高齢化によって、難聴や嚥下障害などの機能障害だけでなく、耳鼻咽喉科領域における悪性腫瘍などが増えてきています。これらが耳鼻咽喉科を受診する患者数の増加要因になっています。
一般的に、中小の医療施設では大掛かりな手術は設備の点からも不可能で、そのような手術が必要な患者は大規模医療施設に送るケースがほとんどです。
特に耳鼻咽喉科領域では、受診患者の疾病は比較的軽いものから、手術を必要とする重篤なものまで大きく二分されます。
患者自身もよほど症状が酷い場合を除いては、まず近所の耳鼻咽喉科を受診するでしょう。地元の耳鼻咽喉科が患者を振り分ける役目を果たしているのです。これらのことから、耳鼻咽喉科の規模や設備、体制などは都市部と郊外や地方では二極化しつつあります。
都市部の耳鼻咽喉科では、比較的規模の大きな施設が多く、扁桃腺の摘出などから、頭頸部や甲状腺などの腫瘍に対する手術、顔面マヒや無呼吸症候群などにも対応できる専門化された医療施設が増えてきています。
都市部と比較すると、小規模な診療所や開業医が多くなり、軽微な疾患や慢性疾患の患者などの外来患者が中心になります。
また大人だけでなく小児の診察も行わなければなりません。患者は遠方からの患者ではなく、地元の患者が来院する傾向が強く、地元の地域医療に貢献する医療施設と言えるでしょう。
都市部の耳鼻咽喉科では専門性を重視しており、レーザー治療や悪性腫瘍手術などにも積極的に取り組める医師を求めています。そのためスキルと経験が豊富で専門医資格を取得した医師を求める傾向が強くなっています。
郊外や地方の耳鼻咽喉科では高齢者から小児まで患者の層は幅広く、しかもほとんどが地元地域の人々を対象としています。すなわち、地元住民の耳鼻咽喉科におけるかかりつけ医師になる必要があるのです。
そのために必要なのは、患者とのコミュニケーションです。患者とコミュニケーションが円滑におこなえ、かかりつけ医師として信頼されなければ、医療施設として成り立たなくなります。
これらを理由として、地方や郊外の耳鼻咽喉科では医師の人間性やコミュニケーション能力が高い医師を求める傾向にあります。
上記のように耳鼻咽喉科の転職では、都市部と郊外や地方で求められる医師は明らかに異なります。
都市部では手術に主眼を置いた求人となるため、手術における症例の内訳や症例数、術式なども確認しておくべきでしょう。また当直の有無などを確認し、QOLがどの程度確保されているのかも事前に把握しておくべきです。
郊外や地方の医療施設への転職では、その医療施設の診療方針や院長など、直属長の人柄も事前に確認しておくべきです。小さな医療施設では経営者や院長の方針は明確で、その方針に納得できないまま勤務を続けることは非常に困難です。
また少人数での診療体制となるため、院長の人柄と気が合わない場合も勤務は難しくなります。転職先に応じて事前に把握すべき内容は異なってきます。そのことを理解し、十分把握したうえで応募するようにしましょう。