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心臓血管外科の医師には非常に高度な技術を求められるだけでなく、ほとんどの場合はチームで患者の治療にあたるため、チームワークも重視されます。 心臓血管外科は、近年特に大規模医療機関に集中する傾向があるため、スキル以外の面が重要になりつつあります。 このような心臓血管外科の転職事情とはどのようなものなのでしょうか。 詳しくご説明しましょう。
目次
厚生労働省の平成22年診療科別必要医師数実態調査には、心臓血管外科での記述はありませんが、循環器外科医師に関するデータがあります。
現員医師数は1,986.9人で、さらに必要な医師数は237.3人となっています。
この必要医師数は内科や外科、小児科に比べると、決して多いわけではありませんが、若手医師が激務や仕事の難易度の高さを避けるために外科を選択しない傾向を考慮すると、決して楽観視できるものではありません。
心臓血管外科そのものが大規模医療機関に集中しつつある傾向から、標榜する医療機関そのものが少なく、求人数もあまり多くありません。
特に専門医や指導医などの求人も決して多い状況とは言えません。
しかしながら心臓血管外科を新設する場合などのケースでは、専門医だけでなく指導医を含めて複数名募集することがあります。
特に新設する医療機関が医局に頼らずに心臓血管外科医師を集めたい場合には、一般から募集することになります。
またチーム体制で治療にあたるケースがほとんどであるため、非常勤などでの募集ではなく、常勤医師を募集していることがほとんどです。
これ以外では、レアケースではありますが、下肢静脈瘤を専門とする医療機関や胸部外科が心臓血管外科医師を募集していることもあります。
心臓血管外科は一般的に一人の医師が患者を受け持つことはありません。
ほとんどのケースで大きな手術が必要になり、その際には、チームリーダーとなる医師と複数の医師、他の診療科医師、看護師などがチームを組んで疾患にあたります。
そのため、高度な医療技術を持っていることはもちろんですが、チームとして自分のポジションを正しく理解し、その役割を果たすために的確に動けるかどうか、他のチームメンバーとのコミュニケーションが取れるかなどが問われることになります。
心臓血管外科医師としてのスキルには、チームの中で活躍できるかどうかも含まれ、それができなければ評価されることもありません。
心臓血管外科医師の仕事は非常に激務です。
長時間に及ぶ手術だけでなく、手術後の管理も細心の注意が必要になるため、残業はもちろん、当直、オンコールもあります。
また心臓血管外科を標榜する医療機関が大規模医療機関ばかりになりつつある現状から、緊急手術などのケースもあるため、体力的に非常に厳しい診療科です。
しかしながらその分、やりがいは大きく、患者の命を救っているという医師本来の姿に近い診療科であるとも言えます。
高度な医療技術が求められる心臓血管外科医師ですが、意外にも求人情報の医師の年収はそれほど高くありません。
最も多い年収域は1,000万円から1,200万円の範囲内にあり、およそ40%近くを占めています。
心臓血管外科医師の平均年収が1,500万円と言われていますので、求人のほとんどはチームリーダー的存在ではないことが分かります。
また、1,200万円を大きく超える求人は関東の都市圏にあるのがほとんどであり、心臓血管外科専門の医療機関は大規模医療機関に集約されつつあることや、都市圏に集中している現状を裏付ける結果とも言えます。
そのため、高年収を意識した転職を考えるのであれば、関東の都市圏への転職を考慮すべきでしょう。
心臓血管外科では手術が主になることや、チーム体制での治療が主であることから、心臓血管外科医が開業するのには難しい診療科であると言われていました。
しかしながら近年では独立開業する医師も増えてきています。
例えば、心臓専門のクリニックとして主に循環器内科を診て、オーナー院長以外の心臓血管外科医師が手術を行うパターン。
あるいは、循環器内科を標榜しながら、ペースメーカー埋め込みなどの簡単な手術は行う。また心臓血管外科を標榜するものの、循環器内科のみの対応をするなどの方針で独立開業しています。
心臓血管外科の転職は、求人そのものが少なく、非常に厳しい状況です。
このような場合には少ないチャンスを見逃さないためにも、転職サイトへの登録が必須です。
転職サイトに登録すれば、コンサルタントが希望条件に合致した求人があると提案してくれます。
つまり、医師本人が常に求人をチェックする必要もなくなるのです。
また転職に関するアドバイスも受けられるため、転職成功率が高まるはずです。
求人そのものが少ない診療科の転職こそ、転職サイトの活用が必須であると言えるのです。