医師の転職で必要な履歴書の書き方【志望動機・自己PR欄】
人間性と熱意が転職を成功に導く
失敗しない医師転職
医師の転職で必要な履歴書の書き方【志望動機・自己PR欄】
人間性と熱意が転職を成功に導く
非常に楽な寝当直という医師のアルバイト
競争率の高いアルバイト
医師は定年後であっても好条件での転職ができる?
定年後こそ好条件の勤務先に転職したい!
今後ニーズが高まる医師のファーマコビジランス転職
将来は医師の定番転職先にも
医師の転職や開業時に起こりやすいトラブルとは
契約書をもう一度見直そう
医師の製薬会社のMD転職で知っておくべき仕事内容
医師の視線で開発に関わる
医師が将来のために医局を辞めるべきタイミング
このような時は退局すべき
医師の悩みと転職理由とは?
悩み解決に多くの医師が用いている転職
女性医師の産休や育休後の再就職による現場復帰
復帰しやすい環境の医療機関は多い
医師としてのやりがいはあるがハードで訴訟も多い産科への転科
転科医師の必要性が高まりつつある
QOLを確保して高収入も見込めるMD!
医師の仕事は非常に激務です。 勤務医であれば時間を問わず入ってくるオンコールにも対応しなくてはなりません。 容体が急変した患者がいればその対応もしなくてはいけません。 しかもそれらだけにとらわれていると、日々進歩していく医療技術や新薬に対しての知識を得ることができないため、合間に勉強もしなくてはいけません。 休日も満足に取れず、ストレスはたまる一方でしょう。 このままの生活をずっと続けていて良いのかと自問自答したくなる医師もいるはずです。 その結果、もっと自分の人生を充実させたいと考えても不思議ではありません。 医師がQOLを充実させるための転職先として、メディカルドクターという職業が今注目されています。 詳しくご説明しましょう。
目次
メディカルドクターとは、医師の資格を持ち、製薬会社などで臨床開発や学術、安全情報などに関わる職業を指します。
研究が目的ではなく、臨床経験を生かして開発新薬の促進を目的としています。
日本での医師とは臨床医を指す場合がほとんどですが、欧米では比較的ポピュラーな職業として認知されています。
昔はあまり知られていなかったメディカルドクターという存在が、何故ここにきて注目されるようになってきたのでしょうか。
医療費削減の影響で、製薬業界での競争が激化する中、日本市場に海外メーカーが多数参画してきました。
他社との差別化を図るためには少しでも早く新薬を開発する必要があります。
そこで開発までの時間を少しでも短縮し、品質の良いものを作り出すためにメディカルドクターを積極的に採用するようになってきました。
日本では医療費削減のあおりを受け、多くの病院が経営危機に陥っています。
そのため病院数そのものも減少傾向にあり、医師数よりも医療機関の方が少ない状態になっています。
製薬メーカーにとって医師を味方に付けることは非常に効果的です。
しかも能力の高い医師を確保できる可能性が高いため、これらの医師をメディカルドクターとして積極的に採用し始めました。
患者を診る臨床医としてではなく、メディカルドクターを転職先に選ぶ意味はどういうものがあるのでしょうか。
あまりにも激務だった病院勤務と比較すると、祝祭日はもちろん、土日もゆっくり休むことができます。
そのため、自身のプライベートも充実させることができるようになります。
メディカルドクターを転職先に選ぶ医師が最も魅力と感じる部分がこの理由です。
一般的にメディカルドクターの年収は、臨床医と比較すると数百万円高くなると言われています。
特に外資系製薬メーカーは完全能力主義ですから、結果を出したメディカルドクターの場合、年収3,000万円というケースもあるようです。
ただし、外資系製薬メーカーでは退職金制度があまり充実していないことも知っておく必要があるでしょう。
メディカルドクターになると患者を診ることがなくなるため、臨床医として二度とやっていけなくなると考える医師も多いようです。
ですが実際にはメディカルドクターとして働きながら、非常勤の医師として働くことを認めている製薬メーカーもあります。
そればかりか、非常勤医師として働けるよう、就業環境を整えている製薬メーカーもあるのです。
このような企業での勤務であれば、臨床医としての能力を失うことはないはずです。将来的に臨床医に戻ることも十分可能です。
今後の医師の転職先として非常に魅力的なメディカルドクターという働き方ですが、どのような能力を製薬メーカーは求めているのでしょうか。
重要視されるのは「専門領域における知識」「一定期間の臨床経験」「英語をメインとした語学力」です。
このどれか一つが欠けてもメディカルドクターとしては不十分です。
専門知識や臨床経験は一定期間臨床医として働いてきた医師なら問題ないでしょう。
注意が必要なのは、英語をメインとした語学力です。
特に外資系製薬メーカーでは本社、つまり海外とのやり取りが必須になります。
英語での意思疎通が円滑にできることが重視されるのもこういう理由からです。
これらの能力が備わっており、臨床医では得ることの出来ないQOLの充実や年収、いざという時には臨床医に戻れることなどに関心があれば、医師だからといって必ず臨床医を選択する必要がないのかもしれません。
メディカルドクターという選択も視野に入れていくべきではないでしょうか。