医師が転職のために退職する時の大切な5つの事

医師が転職のために退職する時の大切な5つの事

これを守れば円満に退職できる

医師が転職のために退職する時の大切な5つの事

医療業界は非常に狭い世界です。 退職時にトラブルを起こしてしまうと、その相手とどこかで会った際に嫌な雰囲気になってしまいます。 それが学会などの場合、学会に参加してすること自体が苦痛になってしまいます。 このような状態になってしまうと、何のための転職なのか分からなくなってしまいます。 転職を成功させるには、円満に退職することが大前提なのです。 退職する際に留意しておくべきことはどんなことでしょうか。

 

退職は時間に余裕をもって伝えよう

医療機関にとって、医師の退職は対応が厄介なものです。

突然退職の意志を申し出て、法律で定められた2週間で退職したいと言われても、対応できません。

担当の患者はどうするのか、外来の診察日はどうするのか、代わりの医師はどうするのかなど、対応しなければならないことが山ほどあるのです。

これでは退職を申し出た医師に良い印象を持つわけはありません。少なくとも数カ月から半年ほどの期間を設け、早めに退職する旨を伝えるようにしましょう。

退職理由は円満に

退職理由の多くは、年収に不満があったり、人間関係が悪かったりといったネガティブなもののはずです。

誰しも現在の職場に満足していれば、わざわざ転職する必要はないはずです。

退職理由を聞かれた際に不平不満を述べてしまうと、医療機関に不快感を与えてしまいます。そればかりか、不満の原因を解消するようにすると言われてしまうと、退職できなくなってしまいます。

「親の介護をしなくてはいけなくなった」など個人的な家庭事情を理由にすると、医療機関も納得せざるを得ません。

転職後も医療の世界で何らかの関係を持つことがあるかもしれないので、くれぐれも円満な退職ができるよう配慮しましょう。

話し合いを提案されたら日程を設定する

退職希望を伝えると、「話し合いをしたい」、「もう少し考える時間が欲しい」などと医療機関側から申し出がある場合もあります。

こうした場合には「いつ話し合うのか」、「いつまで待てばよいのか」を明確にしておかなければ、ダラダラと日程を伸ばされてうやむやにされるケースもあります。

話し合う日を決めたら、必ず話し合いを持ち、医療機関側にもスケジュールを守ってもらいましょう。話し合いの時には、家庭の事情などで退職せざるを得ないことを何度でも説明し、説得を試みましょう。

転職先を伝えるのは後回し

転職を考えるからこそ退職するのですが、完全に退職するまでは例え同僚であっても転職先を伝えるべきではありません。

もし話してしまい、噂が広まってしまうと、さんざん主張してきた家庭の事情などの退職理由が嘘であることが分かってしまいます。

また転職先に悪い噂を流されてしまうこともあります。転職が決まっていない場合は、転職の話そのものが流れてしまうかもしれません。

もし転職が決まっていても、転職先で気持ち良く勤務できません。転職先を伝えることにそれほど意味は見出せませんので、家庭の事情での退職を押し通して、何も伝えずに退職するケースも多くあります。

退職希望は早めに伝えるべきですが、転職先を伝えるのは後回しにするべきなのです。

転職すると決めたら絶対に揺らがないこと

退職希望を伝えると、あの手この手で引き留めをしてくるケースもあります。

引き留めの言葉に揺らいでしまい、転職をためらってしまうことがあるかもしれません。

しかしながら一度でもためらってしまうと、その時発した言葉を、退職を諦めた言葉として受け止め、今後退職の話ができなくなってしまいます。転職すると決めたら確固たる意志を持つことが大切です。

また退職は家庭の事情と伝えてあるのですから、何か言われて揺らいでしまうそぶりを見せた時点で、嘘であることが見抜かれてしまいます。

揺らいでしまった時点で、もう相手のペースで話がすすんでいることを理解しましょう。転職したいと考えるのであれば、はっきりと意志を伝えるだけでなく、転職の意思が揺らぐことがないようするべきなのです。