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医師の転職が一般的になってきた現代では、多くの医師が何度かの転職をしているのが当然のように受け止められています。 そして転職に際しては、一般的に最初の転職はそれほど難しくなく、二度目の転職は難しいと言われています。 最初の転職は何故難しくなく、二度目の転職は何故難しいのでしょうか。 また、二度目の転職を成功させるための秘訣とはどのようなものがあるのでしょうか。 詳しくご説明しましょう。
目次
医師が最初の転職をする場合には、その時の勤務先は医局であったり、臨床研修施設である医療機関などでしょう。
これらの施設を辞め、違う医療機関に勤務する際には、○○大学の○○科医局にいた、○○病院にいたということを説明することになります。
つまり、先進医療を実践している医局や大規模医療機関に所属していた事実が、転職する医師の背景となり、転職しやすくなるわけです。
また初めて転職をする医師はまだ若い場合が多く、医師としての経験も多く積んでいないはずです。
転職先で今後経験を積み、スキルを身に付けていくというスタイルになるため、余程の問題が無い限り、転職は容易だと言えます。
上記のように最初の転職は、それまで属していた医局や大規模医療機関の信用度などが大きく貢献してくれます。
しかしながら二度目の転職となると、最初に属していた医局や大規模医療機関の恩恵は無くなり、その時属している医療機関が自分の背景となります。
最初の転職であれば、面接時などに医局や大規模医療機関などで学んでいること、もしくはそれらの医療に対する方針や考え方などを説明すれば納得してもらえたはずですが、二度目の転職ではそれでは済まなくなります。
自分自身が医療に対してどのような思いで臨んでいるのか、特に関心がある疾病とその症例数、専門医資格など、自分が最初に転職した医療機関で積んできた経験や医師としての進化の過程を示さねばなりません。
それによって、採用を得なければならないのです。
最初の転職よりも格段に難しくなる二度目の転職を成功させるためには、自らが戦略的な考え方を持ち、それに沿ったアプローチをせねばなりません。
戦略的な考え方とは以下のようなものとなります。
転職に際しては、医療業界全体の現在の状況や方針などを把握し、転職を考えている医療機関はそれについてどのように対応しているのか、また自分はその中でどのような対応ができるのかなど、転職市場全体を大きな視点で把握しなければなりません。
つまり現況に対し、自分の持っているスキルや経験などはどの程度対応できるのかを理解しなければ、転職そのものが優位に運べないということです。
多くの医師の中で、自分はどの部分に優位性があるのか、例えば専門性なのか、ゼネラリストなのかによって、転職を希望する医療機関にアピールする内容は変わってきます。
また医療分野の点だけでなく、コミュニケーション能力が高い、リーダーシップ能力があるなども他の医師との差別化ポイントとなります。
つまり、医師としての経験やスキルだけに限らず、人格的な面からでも優位性を見出すことが重要となります。
医療業界にはその時々でトレンド的な動きが発生します。
例えば専門外来などはその最たるもので、多くの種類の専門外来が生まれつつあります。
また医療機関単位で見ても、新たな診療科を設けるなど、その時々で新たな方向性や方針が生まれてきます。
このような大きな動きには必ず何らかの原因や目的があり、それを解決するためのものであるはずです。
その背景を理解すれば、転職時の面接時に効果的なアピール方法が見いだせるはずです。
つまり、医療業界全体や医療機関が進もうとする方向に対し、いかに自分は積極的に協力できるかを見せることが転職を成功に導くのです。
最初の転職は医局や大規模医療機関の、言わば虎の威を借りた転職だったと言え、それ故に非常にスムーズな転職が可能です。
しかし二度目の転職は、等身大の姿で挑むしかありません。
もちろん、最初の転職の時にキャリアプランを構築したうえで転職しており、二度目の転職もそれに沿ったものであれば転職も比較的容易になるでしょうが、そのような医師ばかりではないはずです。
このような場合には上記の三つの考え方を持つことで、自分は何を、どうアピールすべきなのかがはっきりしてくるはずです。
そして、もしこの考え方に基づく自己分析や戦略が組み立てられない場合には、転職サイトに登録し、コンサルタントのアドバイスを受けるべきです。
コンサルタントは転職のプロであり、これらの考え方をベースとしてアドバイスを組み立てています。
つまり転職する医師のことを客観的に見ることができるため、的確なアドバイスができるのです。
もし二度目の転職に挑むのであれば、転職サイトのコンサルタントにアドバイスを求めるべきでしょう。